サイバーGOGO!!
やあ!俺サイバー!
この『いいひと光線銃』で地球の平和を守るヒーローだ!
「今日はDeuilの人気ドラム料理人、アッシュと一緒にスペシャル旨いサイバー鍋を作っちゃうぜ!」
「サイバー君、どこ見て言ってるっスか?」
「俺のファンにな!」
宙を見て喋るサイバーにびくびくしながらアッシュが料理の準備をしていく。
「さて、ファイバーゼリーとやらがいい感じに煮立ってきたっス」
「じゃあじゃんじゃん入れてこうゼ!」
しらたき、ところてん、こんにゃくゼリー…
「寒天も入れるっスか?」
「繊維満々っぽいだろ?」
「まあ…ポイっスけど…」
ゼリーと寒天は一緒じゃあ…と言う言葉をアッシュは必死に飲み込んだ。
それを言ったらいま入れているモノはほとんど似たりよったりだから。
「あと繊維といえばコレっしょ!」
じゃじゃ〜ん!の声高らかにサイバーが取り出したモノ
…それは…
「セロリ!?」
「イエス!さて…」
一本まるまる入れようとするサイバーをアッシュは必死にとめた。
「ま・待つっス!せめておろして入れるっス!」
「おお!流石は料理人、一手間かけるんだな?」
「あ・はは…」
おろしたセロリが鍋に入る。
「果物も繊維だよな!」
「そうっスね…でも煮込んじゃうんっスか?」
「大丈夫!大丈夫!さて…やっぱ飲む繊維といえばこれ!じゃ〜ん!ファイブミニ!」
「おお〜」
つられてアッシュがした拍手に見送られ、ファイブミニは鍋の中へ…
「…サイバー君、この瓶何っスか?ラベルがないっス」
「ん?なんだろうな?せっかくだし入れちまえ!」
どぼどぼ…
「そんなにたくさん!?」
「ちまちまやるのはヒーロー的に駄目だろ!」
しばらくして部屋の中の匂いがぷわぁんと異臭で充満してきた。
「なっ!?酒臭いっス!?」
人一倍鼻のいい狼人間のアッシュはくらくらと窓へと逃げ込んだ。
サイバーも臭いに酔って真っ赤になっている。
「おい、店にまで臭いが…」
見兼ねてサイバーの兄、マコトが顔をだした。
鼻をクンクンさせ、机の上の瓶を掴んだ。
「お前、父さんの杏酒入れたのか!?」
「杏酒!?」
+++++++++
「で、どうなったっスかね?」
しばらく煮立たせ酒成分を抜き、アッシュは鍋を掻き回した。
「一口食ってみるか…あ〜ん」
もぐもぐ。
「あ〜…?
…あれだ、あれだよ」
なにかを思い出したようにサイバーは首をかしげた。
アッシュも一口食べてみる。
「…あぁ、あれっスね」
アッシュはしばらく思いをめぐらせるように宙をにらむとうんうんとうなづき、おもむろに冷蔵庫の中からいくつか材料を取り出した。
中に注ぎ掻き回す。
「さあ出来たっスよ」
少し置いて固まったそれを小皿にあげ、サイバーに差し出した。
「いただきます…
あ〜、こりゃあ旨い杏仁豆腐…っておいおい」
「杏酒が強かったみたいっスね」
がっくりとするサイバーにアッシュは苦笑いを浮かべ、杏仁豆腐と化したサイバー鍋をつついた。
「おっ、出来たのか?」
「マコトさんも一口いかがっスか?」
「旨そうだな」
「どうぞっス」
「サンキュ。にしてもよくなんとなくでこんなに…
うん、このみかんがアクセントになって更に杏仁豆腐感を…」
「俺のサイバー鍋が〜!」
サイバーの叫びが美容院に響いたのだった。
☆あとがき☆
はい、ギャグです!!(笑)書いてて本当に楽しかった(笑)
サイバーがおかしい人化してますが、本人もあんな感じっすよね?(爆)
7のサイバーの曲でマコトがサイバーに鞄を買ってあげてるのを見て以来、二人株急上昇です(笑)
アッシュ、料理人ってことでサイバー鍋で競演っていうのは前々から狙ってたんで(笑)
今回ようやくって感じで書いてみましたが…